2005年02月25日

ワールドガイドとしての「ドラゴンランス(戦記)」

 「ドラゴンランス(戦記)」シリーズは、もちろん小説としても面白いのですが、クリンというファンタジー世界を紹介するガイドブックとしても非常によくできていると思います。そしてそれは、その後のシリーズにはない特色でもあります。

 そもそもドラゴンランスの小説は、D&Dの新しいキャンペーン・セッティングを紹介するという商業的な要請から出版されたわけですが、その目論見が非常に成功しているわけです。
 樹上に家々がある奇妙な町ソーレスから出発して、美しきエルフの土地クォリネスティ、ノームの住む恐るべき〈もうけっこう山〉、さまざまなドラマの舞台になる〈大司教の塔〉、はては鮮血海の底のイスタルの廃墟、ドラゴン軍の本拠地ネラーカに至るまで、アンサロン大陸全土を旅しながら、読者はさながらその場に居合わせたかのようにそれらを体験することができます。
 そして物語の合間には、遠い昔のヒューマの伝説やクリンの世界を決定的に特徴づける〈大変動〉などの歴史や、三種のローブに分かれた(しかしながら一体でもある)魔術師の組織などのクリンの文化にも親しんでいけるのです。簡単のようで、小説でこれだけのことをするのは実はなかなか大変なことでしょう。

 むろん DM をするとなればこれだけでは足りないわけですが、プレイヤーをゲーム世界に導入するという観点から見ると、高く評価できると思います。
posted by Glaurung at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラゴンランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月24日

ボールペンの耐光性

 ボールペンの耐光性を調べてみました。やり方はいい加減でして、紙にボールペンで字を書いて日当たりのよい窓に貼っておくだけです。試したのは、Staedtler の Triplus ball、BIC の Round Stick、三菱の普通の油性インクとパワータンク用、それにパイロットの A-ink です。

 結果は、Staedtler と BIC が一番褪色しました。三菱の普通の油性インクもやや褪色していましたが Staedtler や BIC ほどではありません。A-ink はわずかに褪色しているようですが、それでも黒々としています。パワータンク用のインクは顔料だけあって褪色が認められませんでした。

 海外2社の耐光性が低いという結果が出ましたが、海外製のインクは日本に来るまでに赤道越えの長旅をしているためにインクの鮮度が落ちている可能性が高いわけです。つまり、スタート時点からして既に国産より不利なことは、割り引いて考えた方がいいかもしれませんね。
 そもそも、ボールペンのインクに耐光性が求められる局面自体があんまりないかなあ。紫外線による褪色と、経年変化による褪色はまた別の現象のような気もしますし。しかし、まあ、これも遊びです。
posted by Glaurung at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月23日

「アイカタ」の用字

 最近良く耳にするようになった言葉に「アイカタ」があります。コンビを組んでる芸人さんのパートナーを指すときによく使うと思います。ちょっと気になるのがこれの用字が「相方」になっていることです。IMEでも「漫才の相方を務める」という例文が入っていたりします。
 しかし、これは本来「相肩」なのではないかという疑問を抱いています。「相肩」というのは一緒に駕篭を担ぐパートナーという意味で、「相棒」と出所は同じです。ちなみに「相方」というのは相手という意味ですので、こちらの用字でも意味は通じますが、「遊郭でのお相手」というような用法が多いようなのがちょっと引っかかります。仕事上のパートナーという意味からは「相肩」の方がふさわしいように感じるのですが、実際のところどうなんでしょう。
posted by Glaurung at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月22日

折々のうた

 私の卒業した小学校では、1・2年ではいろはかるた、3・4年では芭蕉、蕪村、一茶の俳句を五十句、5・6年で百人一首を憶えて、年に一度、かるた大会をやることになっていました。俳句のかるたというのはちょっと珍しいかもしれません。あの学校で作ったものなのだろうか。
 内容の説明なんか一切なしで、とにかく憶えてかるたを取れば良い。いろはかるただと「かったいのかさ恨み」なんてのがあって、小学生には意味がさっぱりわからず母親に聞いたら、母親も知らなかったのでわざわざ伯母に聞いて答えてくれました。かったいも、かさも病気だと。それで分かったような、分からないような。今では「いろはかるた」は、もうやってないでしょうね。いろいろ問題になりそうだから。
 それはともかくとして、丸暗記でも何でもあの年代に短歌なり俳句なりを暗誦したのは良いことだったかも知れないなあと、『折々のうた』(岩波新書)なんかを読みながら思ったのでした。
posted by Glaurung at 02:34| Comment(4) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月20日

Kang's Regiment

 Kang's Regiment シリーズを読み始めました。The Doom Brigade と Draconian Measures の二作で、マーガレット・ワイスが旦那のドン・ペリンと共同執筆しています。
 brigade が「旅団」で、regement は「連隊」。アンサロンの軍隊というのは、意外と近代的な構成になっているのですね。騎士団も、中世的なそれよりも、近代の軍隊に近いように思います。ドン・ペリンという人は軍経験があるらしいので、そのへんも影響しているのかもしれませんが。

 まだ始めのところしか読んでいませんが、導入の部分はこんな感じです。

 「ドラゴンランス(戦記)」で語られたようにアリアカスが死んだ後、混乱の中から Kang の率いるドラコニアンの工兵隊が逃げ出し、流れ流れてカロリス山脈の中に小さな村を作って住み着いた。土地は痩せている上に、ドラコニアンは農業になどまるで向いていないので、近所のドワーフの村に略奪に行くのが生業となる。
 しかし、そのドワーフの村を滅ぼしてしまえば、自分たちドラコニアンも奪うものが無くなり飢えてしまう。更に、戦いの中でうっかりドワーフ火酒を作る職人を殺してしまったりすれば、ドラコニアンが何より好む火酒を飲めなくなってしまう。こうして、ドラコニアンたちは剣ではなく棍棒を持って、ドワーフを殺さないように略奪に向かうようになる。これに対して、ドワーフもまた致命的な武器は使わないという奇妙な紳士協定が自然発生的に生まれてくる。
 この馬鹿馬鹿しい戦いを続けながらドラコニアンたちは山奥で20年以上を生き抜いていくが、彼らには雌がいないため、個体数は徐々に減っており、閉塞感がつのっている。

 そうこうするうちに、タキシスのアンサロンへの再侵攻が始まり、それに続いて混沌戦争が勃発して、ドラコニアンたちの運命もそれに巻き込まれていく、という展開になるようです。

 Draconian's Measure には巻末に付録が付いていて、A Brief History of Draconians という小文と、D&D3e の為のドラコニアンのデータが収録されています。ドラコニアンのデータは、種別が人怪(Monstorous Humanoid)であるなど、Dragonlance Campaign Setting のデータとは別のものになっています。おそらくは3.0e用のデータだと思うのですが。
posted by Glaurung at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラゴンランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月19日

Herbin 二色

 また J. Herbin のインクを、二色試してみました。

Eclat de Saphir(サファイアの輝き)
 青ですが、Bleu Myosotis がわずかに紫の入った青だったのに対し、こちらは赤味の入っていない青です。Bleu Myosotis の方が私の好みかな。でも、すっきりした青で綺麗です。

Bouquet d'Antan(昔の花束?)
 ピンク。といっても、やや紫がかったような落ち着いた色で、お子様っぽいピンクではありません。といっても、やはりピンクなので使いにくい。Herbin はどれも、比較的色が薄い(水っぽい)のですが、色のせいか、このインクでは特に水っぽさを感じました。水分を飛ばして使ったらいいのかも知れませんが。
posted by Glaurung at 01:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月18日

魂の戦争後のアンサロン

 Dragons of a Vanished Moon を読了しました。
 以下は、魂の戦争後のアンサロンについてのコメントですが、「魂の戦争」のネタばれなので未読の方は気をつけて下さい。


続きを読む
posted by Glaurung at 01:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラゴンランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月16日

Dragons of a Vanished Moon あと4分の1

 『堕ちた太陽の竜(上)』は、3月25日発売予定です。Dragons of a Vanished Moon は、ページ数にして約4分の3を読み終えたので、日本語版発売までに読了するという目標は達成できそうです。
 以下はネタばれな感想です。邦訳発売間近なので、まだお読みでない方は見ない方が宜しいかと思います。

続きを読む
posted by Glaurung at 02:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラゴンランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月14日

ドラゴンランスとD&D関係の年表

 ドラゴンランスとD&D関係の年表を作ってみました。クリンのタイムラインではなく、現実世界(笑)での歴史です。
 事実に誤りがあるようならご指摘ください。情報提供などもしていただければ幸いです。
posted by Glaurung at 01:15| Comment(2) | TrackBack(0) | ドラゴンランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月12日

「魂の戦争」の後

 今、Dragons of a Vanished Moon の半分を超えたくらいまで読み進んだのですが、これを読み終えたら次に何を読むか考えています。

 Dark Disciple、マーガレット・ワイスの最新長編シリ−ズで米国でもまだ完結していない。時代的には「魂の戦争」の直後。Firts Story Levelの作品だし、ペーパーバックが出次第買うことにしよう。

 The Minotaur Wars、このシリーズもまだ完結していない。「魂の戦争」と同時期の事件を扱った長編で、Second Story Level に入っている。アンサロンの「現在」を知る上では重要な作品に思われる。

 Dhamon Saga、「新世紀の竜」三部作の続編となるシリーズで、「魂の戦争」より時間的には前のエピソード。これも Second Story Level なんだけど、なんか暗そうな話で腰が引ける。

 The Puppet King、混沌戦争期のギルサスを主人公にした長編。「魂の戦争」を読んでいたら、気になってきた。

 Legacy of Steel、スティールの養母のサラが、スティールの死後に彼の遺志を継ぐ Legion of Steel という組織を作る物語らしい。第五紀を舞台にしたものには、よくこの Legion of Steel が出てくるのでやはり気になる。

 Kang's Regiment、混沌戦争前後のドラコニアンを主人公にしたシリーズ。何となく面白そう。

 Taladas Chronicles、アンサロンとは別の大陸タラダスを舞台にしたシリーズ。こういうのは好きである。

 いずれにしろ、読みたい本がたくさんあるというのは本読みにとって嬉しいものです。
posted by Glaurung at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラゴンランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月11日

クラシック方式の経験値

 以前、LISTさんが「月刊TRPG.NET:2004年12月号:報酬特集」の「D&D、あるいは良くコントロールされたTRPGシステムでの報酬について」で提起した問題なんですが、私も考えてみました。
 で、結論としては、金銭的報酬と経験値を一元化してしまえばいいのではないかと。やり方はクラシックD&D方式、つまり、獲得した1gpにつき経験値1を与えるわけです。その代わりに、遭遇によって得られる経験値は10分の1とします。
 例えば、1レベルの冒険者が経験値1000を得るだけの遭遇をこなし、900gpを手に入れて2レベルになった場合を考えます。クラシック方式でも、900gpから経験値900を得て、遭遇から(10分の1の)経験値100を得ることになって合計は1000経験値。いちおう辻褄は合いますが、さて、どうでしょうか。
 もちろん、製作したアイテムを売って得た収入などは経験値にならないことにしておかないとまずい訳ですが。
posted by Glaurung at 02:15| Comment(0) | TrackBack(0) | D&D3e, d20system | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月10日

Standardgraph Fig Brown

 以前、ここに書きましたが、Standardgraph という会社のインクを使ってみて、特に Fig Brown が気に入っています。茶色のインクなのですが、インクの濃い部分はこげ茶に、薄い部分は枯葉のような白茶けたような色になります。華やかさは無い色で最初は地味だと感じたのですが、使っているうちにだんだんと落ち着いた色合いが好きになってきました。ちょっと滲みやすいのが玉に傷ですけどね。
 ところで、今更ながら気がついたのですが、Standardgraph のインク瓶と、DUXのインク瓶型鉛筆削りは形がまったく同じですね。同じ会社で作っているので、同じ型で作ったほうがコスト的に安く済むということなのでしょうが。机上にふたつ並べて、悦に入っております。
posted by Glaurung at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月09日

丸善の便箋

 丸善では、オリジナルの便箋を幾つか出していまして、IDEALと表紙にあるものは横書きの罫線入りで、罫の幅も広いので万年筆で書くのに良かろうと思い、求めてみました。
 白い紙に灰色の罫のものとクリーム色の紙に臙脂の罫のものがあるのですが、クリーム色の紙ではいくつかのインクで滲みやインクが裏に抜けることがありました。白い紙の方はそれほどでもないので不思議なものです。紙質は同じ物を使っていると思うのですが、紙に色をつける染料か何かが悪さをしているのでしょうか。
 まあ、クリーム色の紙もきれいだし、インクを選べば問題ないのですが。
posted by Glaurung at 02:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 文房具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月07日

The City of Towers

 Eberron の小説、The City of Towers を入手しました。
 書いているのは、Eberron の生みの親 Keith Baker。The Dreaming Dark 三部作の第一作ということになるようです。中身はまだ読んでいませんが、The Last War の帰還兵たちが主人公で、題名どおり Sharn が舞台になるようです。
 ぱっと見て思ったのは、活字が小さいということ。「魂の戦争」の Dragons of a Fallen Sun の活字も小さかったけど、この本はそれ以上です。
 巻頭には、Sharnの簡単な地図がついています。巻末には付録がふたつ付いていて、一つ目は A Guide to the World of Eberron という世界設定の紹介。二つ目は Glossary(用語集)ですが、まだ Eberron 特有の固有名詞やら特殊な用語やらに慣れていないので、これは重宝します。
 「魂の戦争」もまだ読み終わっていないので、これもいつ読み終えられるか分かりませんが、次作は年末に刊行予定だそうなので、のんびり読んでいこうと思います。
posted by Glaurung at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | D&D3e, d20system | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月04日

Dragons of a Vanished Moon Book1 読了

 Dragons of a Vanished Moon は二部構成になっているのですが、第一部(Book1)を読み終わり、第二部(Book2)に入りました。第二部の方がずっと長いんですけどね。
 「魂の戦争」の翻訳刊行の公式アナウンスもあったので、あらすじを書くのはやめにしました。第1巻が発売される前に何とか読み終えたいところですが。
posted by Glaurung at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラゴンランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月02日

Warhammer Fantasy Roleplay 2 発売まであと16日

 ということで、公式サイトが更新されていました。

 サイトにはプレイテスターのコメントが載っていましたが、それによると、

・能力値の「統率度」は使うことが少ないので廃止
・エルフとドワーフはトーンダウンして、バランスが取られた
・キャリア・クラス(ウォーリアー、レンジャー、ローグ、アカデミックの四系統の区別)は廃止
・従来のキャリアはほとんど残り、それに新しいキャリアが加わる
・技能は、「スキル」と「タレント」に分かれる。テストに使うのがスキルで、それ以外がタレントと呼ばれる。スキルは更に、誰でも一応は判定ができる「基本スキル」と、専門家にしか使えない「上級スキル」に分かれる
・属性(アラインメント)は廃止
・戦闘の基本的なコンセプトは変わらない
・1ラウンドに取れる行動は、フルアクションとハーフアクションに分類され、整理されている
・魔法のルールは大きく変更される
・魔力点は廃止
・「マジック」という能力値が導入され、この能力値の数だけd10を振り、その合計に各種修正値を加えたものが、当該呪文の目標値以上なら魔法をかけるのに成功する。失敗すると、狂気点が増加するか、「ティーンチの呪い」を受ける。司祭の場合も同様で、失敗すると神の怒りを招く可能性がある
・呪文をひとつ学ぶごとに経験値を消費することはなくなり、自分の属する系統の呪文すべてを知っていることになった(とはいえ、能力値の「マジック」を成長させないと、実際にすべてを使いこなすことはできない)
・ゲームには、十面ダイスのみを使用する

といった感じです。
 これを見るかぎりでは、旧版のイメージを残しながらも、上手くルールを改善しているように見えます。
posted by Glaurung at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | その他RPG一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。