2006年09月24日

d20モダン

 WotCから、d20モダンを出すというアナウンスがあったとき、正直「どうかな?」と感じた。「わざわざd20システムで現代物をやるより、素直にD&Dをやっている方がいいんじゃないか」と思ったからだ。だから、英語版には一切手を出さなかった。
 HJから、d20モダンの翻訳を出すというアナウンスがあったときも、同じように感じた。「売れないんじゃないか」とも思った。それでもd20モダンの邦訳は発売された。HJの決断に敬意を表して、とりあえず買ってみた。

 ルールブックを読んでみたら、思った以上に面白かった。セッションしたいという気になった。不思議なものである。

 d20モダンの良いところは何か。ルールやデータが充実している。それがまず前提だけど、それだけじゃない。日本語で遊べる現代物のRPGの中で見ると、汎用性が高いというか、色々できるのがd20モダンの魅力だと思う。

 現在ある現代物のRPGのほとんどがファンタジー(SF等も含む広い意味で)だ。d20モダンにも超自然な現象、つまり魔法とか超能力とか怪物とかを扱うルールは沢山あるが、それは抜きでも、現代アクション物としてプレイできるようにデザインされている。カーチェイスをしたり、銃撃戦をしているだけでも楽しそう。
 HJは、現代版D&Dという触れ込みで売りたいようだけど、個人的には、汎用現代物RPGという方向性で展開していってほしい。PastとFutureを出してくれると、ルネッサンスから未来まで対応できるのでうれしい。無理か。

 他のd20システムのルールを導入しやすいのも、汎用性の高さに貢献している。D&Dからネタを持ってくるのはもちろんだけど、d20クトゥルフのルールを持ち込むのも面白い。

 正気度のルールは、ほとんどそのまま使える。クトゥルフ神話を扱わないにしても、ホラー物(あるいは、アクションホラー)をやるには最適なルールだ。
 それから超能力特技。基本はリアルな世界だけど、少しだけ神秘的な要素も入れたいという場合に使える。D&D的なサイオニクスのルールと比べると地味だが、雰囲気があって私は好きだ。ただし使用コストが正気度なので、正気度ルールと一緒に導入するならいいが、そうでなければ別のコストを考えなければならない。非致傷ダメージ、アクションポイント、「疲労状態」になる、あたりだろうか。

 もちろん神話要素(神話生物とか魔法とか)をそのまま持ち込んだっていい。d20モダンのルールでも、どうせ低レベルだったらPCも大して強くないから、普通にクトゥルフなセッションができると思う(アクションポイントは制限した方がいいのかな?)。

 とにかく幅広く遊べるのが身上のゲームなので(基本ルールに3つもキャンペーンセッティングが載っているし)、色々やってみるのがいいんでないかと、ボンヤリ考えている。
posted by Glaurung at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | D&D3e, d20system | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月23日

いまさらだけど『ホワイトプルームマウンテン』

 今更ですが感想です。

 グレイホークを舞台にしたD&D小説。グレイホーク小説は向こうでもあまり出ていないし、評判も聞かないので、あまり期待せずに読んでみたのですが、コレが結構面白い。「感動!」は無いですが、軽いノリでさくさくっと読んでいけます。D&Dを知っていると更に楽しめるので、D&Dやってる人にはおすすめです。

 続編もあるようなので、翻訳希望。出たら買いますから。ちなみに、小説の最後でホムレットに向かうというような話が出ているので、次は Temple of Elemental Evil か、と思った人もいるようですが、そうではなく、ホムレットにいく途中でフェアリーが事件に巻き込まれて、というような話みたいです(読んでないから知らないけど)。Temple of Elemental Evil の方は、別の作家が小説化してます。

 さて、人気のシンダースくんをDMGだけ使って、アイテムとして作って見ました。
 まず、1日3回炎のブレスを吐けるアイテムということで、エリクサー・オブ・ファイアー・ブレス(1100gp)をベースにします。飲めば4d6の[火]ダメージのブレスを3回吐けます。
 ただしこれは1回使いきりのアイテムなので、DMGの価格算定表を使って1日に使用できるチャージ数が決まっているタイプに変換。これで8800gpとなります。

 実際のセッションではあまり見かけませんが、D&D3eでは、使いきりのアイテムを除くすべてのタイプの魔法のアイテムに、知性を持つ可能性があります。「その他の魔法のアイテム」だと可能性は1%ですが。知性のあるクローク・オヴ・レジスタンス+1とか、知性のあるパール・オヴ・パワーとか、そんなのがいっぱい出てくるとうっとおしいですが、たまには出してみると面白いかも。
 それはともかく、ここではシンダースくんは知性あるアイテムだとしておきます。
 基本価格修正は+4000gp。これで、交信手段は会話、知覚手段は視覚と聴覚(120フィート)、下級パワー2つになります。下級パワーはディテクト・マジック回数無制限(+3600gp)と〈視認>10ランク(+5000gp)とします。属性はCNか、CGでしょうか。

 細かく見ていくと小説の描写通りではありませんが、しかしまあ、こんなところでしょう。マジックアイテムとしてのシンダースくんのお値段は、しめて21400gpとなります。いやあ、高いなあ。
posted by Glaurung at 14:11| Comment(7) | TrackBack(0) | D&D3e, d20system | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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